今回は現在借りているビルの大家様からのご依頼でビルの雨漏りの修繕と外壁の塗装工事を行いました。
以前にビルと木造家屋がつながっていたところがあり、木造家屋を解体したときに接していたビルの外壁部分を修繕せずに放置された状態でした。
当初はRC造の為、水の進入がなかったのですが躯体コンクリートがむき出しの状態で長い間風雨にされされていたため水の進入や、内部の鉄筋の腐食などから徐々に雨水が浸入するようになり、頭上にコンクリート片が落下する恐れもあり今回修繕するご依頼となりました。
塗装工事前 BEFOUR
現地調査(壁・屋根)
築50年ぐらいのRC造ビルの外壁塗装・外壁補修工事です。
いたるところに写真のように表面モルタルが割れて落ちているところや、コンクリートの中の鉄筋が水分などで錆びて膨れているところがありました
外壁塗装・外壁補修工事 工事開始
仮設足場工事
狭い通路を1本1本単管を運び足場を設置していきます。
4階建ての為足場材も相当数必要です。
仕上げモルタルやコンクリートが少しでも浮いているところを徹底的に斫ります。
コンクリートから浸透した水により錆が酷く、あばら筋は腐食してちぎれています。
今回は補修規模が大きいので型枠の中にコンクリートを充填しました。
木槌などで振動させて念入りに充填しています。
少し順番が飛びましたが下地の補修が終わりましたら外壁の塗りに移ります。
同時に手すりなどの金属部分の錆止め塗装なども行っておきます。
外壁の塗装が終わりましたらベランダ床等足場が必要なところすべて完成させていきます。
外壁塗装工事完了 AFTER
今回は外壁の仕上げモルタル部分の損傷がひどくハツリ・補修左官と作業が大変増えました。
また作業場所のアクセスも非常に限られており、大変でしたが何とか無事完了することができました。